Nikon AFレンズ評価画像一覧      

 1.カメラレンズの性能を調べるため、遠く
 に置いた人形の顔を撮影して、その描写力
 を他のレンズと比較する方法を採用した。
 2.右図で人形は、a)視野中心から左端まで
 の2/3の位置、b)視野の左下端(コーナー)
 の2カ所に置いている。(一部、視野左端
 に置いたものもある)。レンズF値は開放
 〜F8などで撮影している。
 3.レンズ焦点距離・センサーサイズ・
 画素数が変っても同様に比較ができるよう
 にするため、人形の顔幅がセンサーサイズ
 横幅の1/90(Z6では67px)になるように、
 カメラと人形の距離を調節している。

 ・開放F付近が暗いのは周辺減光です。
 ・周辺減光補正(ビネットコントロール)は原則として標準にセットしています。
 ・天体写真の四隅に星が無い場合は、コーナー付近の星のある場所を表示しています。
  Z 20mm f/1.8S     テスト撮影と天体写真
  Z 24mm f/1.8S     周辺減光とF値 + 天体写真
  Z 24mm f/1.8S     スナップ写真用テスト撮影
  Z 28mm f/2.8      新規公開(2024/01/28)
  LAOWA 35mm F0.95    新規公開(2024/02/04)
  Z 35mm f/1.8S     周辺減光とF値 + 天体写真
  Z 40mm f/2       新規公開(2024/01/28)
  Z 50mm f/1.8S     周辺減光補正の効果 + 天体写真
  Z 85mm f/1.8S     テスト撮影と天体写真
  Z 105mm f/2.8S     新規公開(2024/01/28)
  Z 135mm f/1.8S     新規公開(2024/02/04)
  Z 24-50mm f/4-6.3
  Z 24-70mm f/4S
  Z 24-120mm f/4S    新規公開(2024/01/28)
  Z 24-200mm f/4-6.3
  Z 70-180mm f/2.8    新規公開(2024/03/26)
  Z DX 16-50mm f/3.5-6.3
  AF-S 24mm F1.4G
  AF 28mm F1.4D
  AF-S 28mm F1.4E
  AF-S 58mm F1.4G    周辺減光補正の効果
  AF-S 85mm F1.8G    天体写真


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Nikkor Z 20mm f/1.8S
 f/1.8Sシリーズをテストしているが、開放&コーナーで、どのレンズもきわめて良像。
従来、50mmF1.4などはF2.8に絞って撮るのがあたりまえだった。その意味では、
f/1.8Sシリーズは正に異次元のレンズと言えよう。1つだけ、残念なのは周辺減光を
もう少し補正できないものだろうか。



 f/1.8Sシリーズは人形写真では評価しきれないので、もっと厳しい天体写真を撮影してみた。
開放Fから星像が丸く写っている。左下コーナーだけ星像が放射方向に伸びている。


 左下コーナーだけ放射方向に伸びた星像は、F2.8に絞っても改善しない。


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Nikkor Z 24mm f/1.8S
 コーナーの周辺減光は大きいが、開放からきわめて良像。
 どこまで絞れば周辺減光が目立たなくなるか1/3絞りずつ絞ってみた。
補正は強(H)にしている。やはりF2.8まで絞る必要がある。



 f/1.8Sシリーズは人形写真では評価しきれないので、もっと厳しい天体写真を撮影してみた。
開放Fから星像が丸く写っている。右上コーナーだけ星像が少し放射方向に伸びている。


 右上コーナーだけ放射方向に少し伸びた星像は、F2.8に絞っても改善しない。


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Nikkor Z 24mm f/1.8S
 スナップ写真用テスト撮影


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Nikkor Z 28mm f/2.8(toda)
 コーナーの周辺減光は大きいが、開放からきわめて良像。


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LAOWA Argus FF II 35mm F0.95 (toda)
 F2まで周辺減光が見られるが、開放から良像。


 コーナーの周辺減光が大きく、F4まで絞らないと改善しない。全体的に色収差が見られるが、
開放から良像。


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Nikkor Z 35mm f/1.8S
 コーナーの周辺減光は大きいが、開放からきわめて良像。


 f/1.8Sシリーズは人形写真では評価しきれないので、もっと厳しい天体写真を撮影してみた。
明るい星は鳥のようなコマ収差が見られるが、その他の星の収差は小さい。


F2.8に絞っても収差の様子はあまり変わらない。


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Nikkor Z 40mm f/2 (toda)
 コーナーの周辺減光は大きいが、開放からきわめて良像。


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Nikkor Z 50mm f/1.8S (toda)
 コーナーの周辺減光は大きいが、開放からきわめて良像。


 周辺減光補正(ヴィネットコントロール)の効果。補正無し/弱/標準/強。


 コーナーでの減光量を調べてみた。露出補正+1.3でおおよそ適正露出。
コーナーで開放とは思えない、素晴らしい良像。



 f/1.8Sシリーズは人形写真では評価しきれないので、もっと厳しい天体写真を撮影してみた。
明るい星は鳥のようなコマ収差が見られるが、従来のレンズに比べれば小さい。


明るい星のコマ収差は、F2.8に絞るとほとんど目立たなくなった。


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Nikkor Z 85mm f/1.8S (toda)
 コーナーの周辺減光は大きいが、開放からきわめて良像。


 f/1.8Sシリーズは人形写真では評価しきれないので、もっと厳しい天体写真を撮影してみた。
明るい星は鳥のようなコマ収差が見られるが、従来のレンズに比べれば小さい。


F2.8に絞っても放射方向に少し伸びた星像が残っている。


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Nikkor Z 105mm f/2.8S (toda)
 コーナーの周辺減光はあるが、開放からきわめて良像。


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NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena (toda)
 開放からきわめて良像。


 コーナーの周辺減光が無く、色収差もない。開放からきわめて良像。


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Nikkor Z 24-50mm f/4-6.3
 小型(厚さ51mm)・軽量(195g)、パンケーキよりは厚いけど、35mmフルサイズが標準ズーム
付きで、この手軽さは、一度使ったら、大きくて重いカメラには戻れない。
 レンズの性能は、F4だと周辺減光が大きいが、ズーム全域で、開放でも、コーナーまで良像。
 心配なのは標準ズームが50mmで足りるのか? 慣れるのか、飽き足りなくなるのか。
実は初めて使ったズームレンズはFD 28-55mm F:3.5-4.5だった。性能は今一だったけど、
小型軽量なので、いつも付けて歩いていた。
Z 24-50mm f/4-6.3 → 24mm


Z 24-50mm f/4-6.3 → 50mm


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Nikkor Z 24-70mm f/4 S
 24-70mm f/4 は、一番ベーシックな標準ズームなので期待したいところだが、どの
焦点距離でもコーナー像が残念だ。もしやと思い、撮影し直してみたが変らなかった。
さらには確認のため追試として「Z7の画素数sizeM」でも撮影してみたが結果は同じだった。
 中心から2/3の範囲であれば開放から良像なのに、コーナーになると急激にわるくなる。
ここまでMTF図と異なる結果は初めてだ。ただしF11まで絞ればコーナーまで良像になる。
1)よって通常時はF8で使用し、大伸ばしにしたくなるような風景に出会ったときはF11で
 撮影すると良い。
2)中心から2/3の範囲であれば開放から良像なので、中心付近にメインの被写体を
 置いて、周囲はぼかして撮影したいときはF4を使うことができる。
Z 24-70mm f/4S → 24mm


Z 24-70mm F4S → 35mm


Z 24-70mm F4S → 70mm


 以上は「Z6(6048×4024px)」、以下は「Z7の画素数sizeM(6192×4128px)」。
当然のことながら、以上と以下の撮影結果はほぼ同じだった。
Z 24-70mm f/4S → 24mm


Z 24-70mm F4S → 35mm


Z 24-70mm F4S → 70mm


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Nikkor Z 24-120mm f/4 S (toda)
1)24mm‥‥中央付近(中心から2/3の範囲)は開放からコントラストが高い。
 周辺(コーナー)は開放で周辺減光が目立ち、コントラストも低い。F5.6まで絞れば良像。
2)34mm‥‥中央付近(中心から2/3の範囲)は開放からコントラストが高い。
 周辺(コーナー)は開放で周辺減光が目立つがコントラストは高い。F5.6まで絞れば良像。
3)49mm/120mm‥‥中央付近(中心から2/3の範囲)及び周辺(コーナー)ともに開放から
 周辺減光も無く、コントラストも高い。

Z 24-120mm f/4 → 24mm


Z 24-120mm f/4 → 34mm


Z 24-120mm f/4 → 49mm


Z 24-120mm f/4 → 120mm


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Nikkor Z 24-200mm f/4-6.3
 Zシリーズの望遠レンズは選択肢が少ない。高倍率ズームはあまり使いたくないが
「Z 24-200mm f/4-6.3」をテストしてみた。
1)24mm/30mm/35mm‥‥中央付近(中心から2/3の範囲)は開放からコントラストが高い。
 周辺(コーナー)は開放で周辺減光が目立つものの、思いの外コントラストが高い。ただし
 薄いが太めの色収差が見られ、絞っても改善しない。広角レンズは周辺までピントが
 合ってしまうので、大伸ばしにすると気になるだろう。
  24→30→35mmと長焦点になるに従って、周辺減光と色収差は目立たなくなっていく。
2)50mm‥‥開放で周辺(コーナー)まで良像。この焦点距離のMTF図が無いので分らないが、
 焦点距離50mmのレンズは設計しやすいのかも知れない。
3)115mm/170mm‥‥中央付近は開放からコントラストが高い。周辺(コーナー)は少しコント
 ラストが下がる。(これはMTF図の通り)。絞ると多少改善する。望遠の場合は中央付近に
 撮影対象があり、周辺はピントが合っていない場合が多いので問題無いかも知れない。
 天体写真のように周辺まで良像が求められる用途では問題がある。
Z 24-200mm f/4-6.3 → 24mm


Z 24-200mm f/4-6.3 → 30mm


Z 24-200mm f/4-6.3 → 35mm


Z 24-200mm f/4-6.3 → 50mm


Z 24-200mm f/4-6.3 → 115mm


Z 24-200mm f/4-6.3 → 170mm


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Nikkor Z 70-180mm f/2.8
1)70mm‥‥中央付近(中心から2/3の範囲)は開放からコントラストが高い。
 周辺(コーナー)は開放でややコントラストが落ちるがF4まで絞れば良像。
2)135mm‥‥中央付近(中心から2/3の範囲)は開放からコントラストが高い。
 周辺(コーナー)は開放で少し周辺減光があるがコントラストは高い。F4まで絞れば
周辺減光はなくなる。
 (室内で撮影できるレンズテストは135mmが限界なので、170mmでの撮影はしていない。)
Z 70-180mm f/2.8 → 70mm


Z 70-180mm f/2.8 → 135mm


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Nikkor Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 → 16mm
 小型・軽量(135g)、7群9枚、安価なパンケーキズーム。一般にこのようなレンズは
性能が伴わない。しかしMTF図を見ると、10本/mmのラインが全て0.9以上にある。
これは本当なのか調べてみた。
 F5.6未満は周辺減光が見られるが、ズーム全域で、開放でも、コーナーまで良像
だった。DX(aps-c)フォーマットはISO高感度で画質が劣化しやすい問題はあるが、
重いボディでも、小型・軽量レンズを付ければ、活動範囲が拡がる楽しみなレンズだ。
どのような場面でも取りあえずF5.6にセットしておくと良い。


Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 → 24mm


Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 → 50mm


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Nikkor AF-S 24mm F1.4G (toda)
 開放からかなり良像だが、コーナーの周辺減光は3段絞らないと明るくならない。



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Nikkor AF 28mm F1.4D (toda)
 開放から良像。コーナーがやや残念。F1.4が暗いのは周辺減光。


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Nikkor AF-S 28mm F1.4E (toda)
 コーナーの周辺減光は大きいが、開放からきわめて良像。


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Nikkor AF-S 58mm F1.4G (toda)
 残念ながらコーナーの開放付近は画質が劣る。


 周辺減光補正(ヴィネットコントロール)の効果。補正無し/弱/標準/強。


 コーナーでの減光量を調べてみた。露出補正+1.0でおおよそ適正露出。


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Nikkor AF-S 85mm F1.8G (toda)
 コーナーの周辺減光は大きいが、開放からきわめて良像。


 このレンズは人形写真では評価しきれないので、もっと厳しい天体写真を撮影してみた。
円周方向に伸びた、鳥の羽のようなコマ収差が見られる。


F2.8に絞るとやや改善された。


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